PROLOGUE
ぼ〜のとの出会い
いつの頃からかきくん家では、ペットを飼いたい!という空気が流れるようになり、 その流れはいつの間にか架空のペットを生み出す、というおかしな方向に向いていきました。
架空のペットの名前は、『 ぼーの 』。イタリア語の、美味しい!という意味。 『 美味 』と書いてぼーのと読む、そんなところまで決まっておりました。ちょっとイタイですよね。

架空のペットが、ウェルシュ・コーギーという実際の種に決まったのは、いつのことだったか 忘れてしまいました(途中、俺がキャバリアに浮気したりしたけど)。 毎日毎日ウェルシュ・コーギーの事をネットや本で調べる妻。テレビや町でコーギーを見かけると デレデレとするだけの俺。

ほんとのぼーのと暮らしたい!ぼーのに対する想いは日に日に強くなっていきました。 ということで、今のマンション(ペット禁止)を出て、本当にコーギーと暮らすことを決意しました。

本気になった妻のリサーチ力は凄い!あっという間にここだ!!というコーギー専門のブリーダーさんを発見したのです!
それが長野県安曇野にある TREASURE犬舎さんでした。

TREASURE犬舎さんにいるたくさんのベビー達。その中に、『 ぼーの 』と名付けられる宿命を持ったベビーが いたのです。運命の出会いがここにありました。俺たちがどうやって、『 ぼーの 』に出会ったのか、 ここに書きたいと思います。


2006年7月16日、TREASURE犬舎さん初訪問!雨にも拘わらず、西山さんご夫妻とたくさんのコーギーが暖かく迎えてくれました。 6月1日に生まれた6匹のベビー、6月13日に生まれた6匹のベビー、6月17日に生まれた5匹のベビー達。なんと計17匹ものベビー達が すやすやと眠っておりました。
俺たちは、6月17日に生まれたベビー達の愛らしさに釘付けになりました。どの子もほんっとに可愛い!!

お昼過ぎに到着して小一時間、ベビー達のお昼ご飯前にたくさん遊びました。 このベビー達の中で、よく目が会う子がいるんです。写真の真ん中の子。顔に白い線があったので、 『 アリコちゃん 』と呼んでいました。
この時点で、俺たちの中ではちょっと気になる子だったんです。
そうこうしているうちに、ベビー達のお昼ご飯の時間が近づいてきました。
準備の音が、カランカランとキッチンから響いてきます。 この音が聞こえたらすぐにご飯だ!みんなよく知っております。とたんにソワソワしだします。
5匹分の餌が入った大きなパピーパンが来ました!一斉に食べだすベビー達。
あれ?ちょっと待てよ?ひときわ場所を取っているベビーがいるぞ!!
すでに足が3本入っちゃってるよ!!
あ!あ!という間に4本全部の足が入っちゃった!!他の子たちを押しのけて、ずんずんと前に前に進むこの子は? なんとさっきから気になっていた『 アリコちゃん 』!!
もうね、食べることが大好きです!!っていうのを、体全体で表してました。
夫婦二人で食べる事が好きで、何ヶ月も前からまだ見ぬ飼い犬に『 ぼーの(美味) 』と名づけていた俺たちに、 これ以上ぴったりの子がいるでしょうか?

俺たち二人はほぼ同時に、この子と暮らしたい!って感じたんだと思います。この食べっぷりを見た直後に。
で、その後に西山さんご夫妻に、この子を譲って下さい!とお願いしました。

食を通じて出会った俺たちとぼーの。まだ一緒に暮らせていないけど、これから起こるであろう、楽しい事、 考えさせられる事、色んな事をこのページで報告したいと思います。改めまして、よろしく!

  
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